洗剤いらずで洗濯ができると人気の「洗たくマグちゃん」が、2021年4月27日消費者庁に景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして再発防止の指示が出されました。
ネットでは、洗たくマグちゃんに効果があるのか、効果がないのか話題になっています。そして、今回の再発防止指示は洗剤メーカーの圧力では?!とも言われています。この記事では洗たくマグちゃんの科学的根拠がないというニュースについて解説します。
洗たくマグちゃん効果ないってホント?!
2021年4月27日消費者庁は「洗たくマグちゃん」を販売している宮本製作所に景品表示違反(優良誤認)に当たるとして再発防止を指示しました。
「洗たくマグちゃん」には洗浄効果に根拠がないと指摘されたのです。
景品表示法とは、正式には「不当景品類及び不当表示防止法」といい、商品やサービスついて不当な景品類及び表示による顧客の誘引を防止し、一般消費者の利益を保護することを目的に定められた法律です。過大な景品や不当な表示などに適用されます。
今回洗たくマグちゃんが指摘されたのは優良誤認です。
優良誤認表示は、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示し、または事実に相違して当該事業者と同種若しくは類似の商品若しくは役務を供給している他の事業者に係るものよりも著しく優良であると示す表示であって、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められる表示をいいます。
引用 https://corporate.vbest.jp/columns/2931/
具体的な指摘内容は、次のとおりです。
容器包装において、「ご家庭の水道水がアルカリイオンの水素水に変身!洗剤を使わなくても大丈夫なお洗濯」、「部屋干しのイヤな臭いをスッキリ解消!」、「菌の抑制」及び「除菌試験により99%以上の抑制効果が確認されています。」
引用 https://www.caa.go.jp/notice/assets/representation_210427_01.pdf
と、このように表示していたところ、実際に宮本製作所から出された根拠を精査すると
宮本製作所に対し、期間を定めて、当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めたところ、同社から資料が提出された。しかし、当該資料はいずれも、当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものであるとは認められないものであった。
引用 https://www.caa.go.jp/notice/assets/representation_210427_01.pdf
このように、洗剤を使わなくても菌の抑制や除菌効果があると表示をして販売していたにもかかわらず、根拠を示す具体的数値、合理的な根拠が販売元の宮本製作所から得られなかった、というのが消費者庁の見解です。
【洗たくマグちゃん】洗剤メーカーの圧力と言われる理由がヤバい
「洗たくマグちゃん」の報道を受けて、ネットではマグちゃんがこのようにバッシングされるのは洗剤メーカーの圧力では?というマグちゃんユーザーも多く、ネットでは炎上しています。
このように洗剤メーカーの圧力と言われる理由は、
- マグちゃんが売れると洗剤が売れなくなるからという説
- マグちゃんより洗剤や柔軟剤の方が人体に影響を与えているという説
- かつて洗剤ゼロ洗濯機を販売したメーカーが洗剤メーカーに圧力をかけられたことと似ている説
が考えられます。
洗たくマグちゃん愛用の方は効果を実感している方も多いようですが、今回の景品表示法の優良誤認での指摘は、洗剤よりも優れているという表示に根拠が伴わなかったことが原因とされています。
洗剤メーカーの圧力があったかどうかは定かではありませんが、適正な検証と適正な表示が求められています。
ネットの声
「洗たくマグちゃん」の利用者やかつての利用者、全く利用していない方も、今回のマグちゃんの景品表示法違反についてはかなり話題となりネットで話題になりました。
ゴールデンボンバーの鬼龍院翔さんも洗たくマグちゃんを愛用されていました。
今回の報道を受けても使い続けるというマグちゃんユーザーも多くいました。
洗たくマグちゃんユーザーは多く、効果を感じている方も多いので、今後の宮本製作所の動向に注目ですね!
まとめ
この記事では、洗たくマグちゃんが景品表示法(優良誤認)で消費者庁に再発防止を求められたニュースについて、洗たくマグちゃん効果ないってホント?!洗剤メーカーの圧力と言われる理由についてまとめてみました。