先日、2022年5月7日(土)に高校生対象のリーグ・オブ・レジェンド(LoL)のトーナメント「NASEF JAPAN MAJOR League of Legends Tournament Spring 2022」(略称:NASEF JAPAN MAJOR LoL 2022)が開催されました。今回は、eスポーツを通じて、教育の機会を提供することを目的とした本トーナメントについてご紹介していきたいと思います!
リーグ・オブ・レジェンドについて
eスポーツやゲームに詳しくない方のために、まずは対象ゲームをみていきます。
「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」は、今日本でも話題の「VALORANT」と同じ『ライアットゲームズ』が開発した、基本プレイ無料のゲームです。2009年10月にサービスを開始すると、2021年10月には月間アクティブプレイヤー数が、驚きの1億8,000万人を突破。毎年行われるeスポーツ最高峰の世界的祭典「LoL World Championship」の視聴者数9,960万人を記録するなど、注目度が高いオンラインPCゲームです。
LoLは、マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(MOBA)と呼ばれるeスポーツ 種目で、プレイヤーはチャンピオン(キャラクター)を操作し、4人の仲間と協力しながら、先に相手チームの本拠地を破壊すのがゲームの目的です。
主催のNASEF JAPAN(ナセフ ジャパン)とは?
NASEF JAPAN(ナセフ ジャパン)は、米国を拠点とする北米教育eスポーツ連盟の日本本部として、2020年に設立されました。NASEFは、高校生や中学生にeスポーツを楽しんでもらうだけでなく、学習や教育を促進するための効果的ツールとして活用し、次世代をリードする学生の知性を高め、社会的感情学習なども促進する教育を支援する団体です。日本では、特に高校生の成長に貢献し、社会で活躍できる人材育成を支援しています。
「NASEF JAPAN MAJOR LoL 2022」の決勝大会について
春の最強高校生チームが決まる、全国決勝大会「NASEF JAPAN MAJOR LoL 2022」。
ルネサンス高等学校の「強化QQ」チームと、ルネサンス大阪高等学校の「ちーむありきゃ」が賞品の25,000 Riot Pointとプロゲーミングチーム「RascalJester」への挑戦権を懸けて戦いました。決勝戦では、3試合中2本先取したチームが勝利するBO3形式が採用されました。
1ゲーム目は「ちーむありきゃ」が積極的に「強化QQ」側の陣地に攻撃を仕掛ける展開で始まりましたが、「強化QQ」は各チャンピオンの能力を生かし一気に逆転し先取しました。2ゲーム目も同じ展開で「ちーむありきゃ」が有利を保ったままゲームは進行しましたが、終盤では「強化QQ」が強烈なカウンターを合わせ、相手の陣地を破壊し、2本先取した「強化QQ」が見事優勝を果たしました。
また、決勝大会の配信には、実況にJaegerさん、解説にRecruitさん、ゲストにプロゲーマーのhachamechaさんの豪華メンバーが勢揃い。高校生大会とは思えないほどの熱い戦いを見せてくれました。
最後に
NASEF JAPANは、「LoL」の高校生大会だけではなく、シューティングゲームの「フォートナイト」やスポーツアクションゲームの「ロケットリーグ」などの高校生大会も開催しています。そんな高校生向けのイベントが多くなっており、学校でもeスポーツに触れる機会は今後どんどん増えていきそうです。そうなると、近い未来にはeスポーツ オリンピック種目に採用されるかもしれませんね。