「太陽のマテ茶」は日本コカ・コーラが2012年から販売されていた清涼飲料水で、国内においてマテ茶の知名度を上げた商品でもあります。そんな太陽のマテ茶もオランジーナ 販売中止と同じように現在は売られていませんが、なぜそうなってしまったのでしょうか。
そこで今回は、「太陽のマテ茶」販売中止の理由や類似品はあるのか、世間の評判を調査します。
マテ茶とは
マテ茶はアルゼンチンやブラジル、ウルグアイ、パラグアイといった南米を原産するイェルバ・マテの葉っぱや小枝を乾燥させた茶葉で、水やお湯で成分を浸出させた飲料のことを指しています。
マテ茶は「飲むサラダ」と呼ばれるほどビタミンやミネラルが豊富に含まれており、グリーン・マテやロースト・マテといった種類があるそうです。グリーン・マテはやや青臭さがあり、苦味を持つのが特徴で、ロースト・マテは香ばしい風味があると言われています。
「太陽のマテ茶」販売中止の理由は?
太陽のマテ茶は2012年から発売が開始され、ウーロン茶や緑茶とは違った味わいがあることから話題になり、初年度に3億本ほど売り上げたと言われる大ヒット商品になりました。
しかし、2018年頃から徐々に「太陽のマテ茶」が店頭に並ぶ機会は少なくなっており、2025年9月現在では日本コカ・コーラの商品ラインナップから外されてしまっているようです。
では、大ヒット商品ともなった太陽のマテ茶は、なぜ販売中止になってしまったのでしょうか。
トクホの登場
2025年9月現在、太陽のマテ茶の販売中止理由について公表されていないので断言することはできませんが、トクホと呼ばれる特定保健用食品が登場したのが影響しているのではないでしょうか。
太陽のマテ茶は健康に良いのが売りでしたが、トクホも脂肪の吸収や血圧の上昇を抑えるといったことをストロングポイントとしていました。そのため、同じような効果がある清涼飲料水が登場してしまったことで、売上に影響を与え、結果的に販売本数が減少してしまい、販売中止になってしまったのではないでしょうか。
知名度の低さ
太陽のマテ茶は商品名からも分かるとおり、マテ茶が使われている清涼飲料水です。しかし、マテ茶は南米で人気がありますが、日本人にとっては馴染みがなく、味のイメージがしにくい商品でもありました。実際に「太陽のマテ茶」を知らないという人も少なくなく、ウーロン茶や緑茶とは違う味というのがネックになっていたのではないでしょうか。
全ての人が新しい商品を試そうと思うわけではないので、知名度の低さが売上に直結し、太陽のマテ茶の販売中止になってしまったのかもしれません。
流行の変化
日本コカ・コーラが太陽のマテ茶を販売する決断をしたのには、南米ブームが来ていたことなどが関係していると言われています。しかし、流行の変化は想像以上に早く、日々、新しいものが登場していくのが現状です。
そのため、太陽のマテ茶の販売中止理由も流行が変化したことで、南米の名産品であるマテ茶を使った清涼飲料水を求める人が減ったことなどが影響しているのではないでしょうか。
実際に現在は韓国ブームが来ており、ちょっとしたことから流行は変わってしまうので仕方がないことなのかもしれません。
入手が困難になった?
太陽のマテ茶はマテ茶が原料となっているので、入手が困難になったことが販売中止の理由になっている可能性もあるのではないでしょうか。
太陽のマテ茶に使われているのが南米から輸入しているマテ茶なのかは分かりませんが、実際にそうだった場合はかなりのコストがかかってしまいます。また、近年は昔に比べて物価が上昇してきていますし、入手経路をずっと維持し続けるのも簡単ではありません。
そのため、マテ茶を手に入れるのが難しくなったことが、「太陽のマテ茶」の販売中止の理由になっているのかもしれませんね。
「太陽のマテ茶」類似品はある?
2025年9月現在、太陽のマテ茶は販売中止になっているので普通に購入することはできません。しかし、太陽のマテ茶をもう一度飲みたいと考えている人もいると思います。
では、「太陽のマテ茶」の類似品などはあるのでしょうか。
カルディ
輸入食品などを多く取り扱っているカルディで、太陽のマテ茶の類似品を入手することができます。
カルディではマテ茶 ローストとインスタントマテ茶 アルミパックといった商品を取り扱っており、太陽のマテ茶とは味などが微妙に違うと思いますが、マテ茶の味を楽しむことが可能です。
また、茶葉の量などを変えることで、自分好みの濃さにすることができます。
ハイピース マテ茶
ハイピース マテ茶は福井県にある株式会社ハイピースという会社が販売している清涼飲料水です。ハイピース マテ茶はAmazonや楽天市場といったネットショップからも購入することができ、箱買いなどもすることが可能です。
ハイピース マテ茶はスモーキーな味わいのあるハーブティーとなっていますが、クセなどもなくて飲みやすいと高評価を得ているようですね。
韓国で販売されている
日本では販売されていない「太陽のマテ茶」ですが、韓国では現在も人気があり、店頭などで購入することができると言われています。韓国で売られている「太陽のマテ茶」は表記が韓国語になっているだけで、デザインなどは同じだと言われているので全く同じものを飲みたいという人は現地で購入してみても良いかもしれないですね。
「太陽のマテ茶」世間の評判は?
太陽のマテ茶は販売中止となっていますが、現在も実際に飲んだ人の感想などはサイトに載せられています。実際に飲んだ人達の感想を確認してみると、太陽のマテ茶はハーブティーの香りと味がするという意見が多く、後味にクセがあるという声も上げられていました。そのため、太陽のマテ茶は人によって好みが分かれるという味なのではないでしょうか。
ただ、一方で肉料理などの味付けが濃い食べ物とは相性が良いと感じられているようで、健康面を気にしている人からは継続して飲まれているようでした。
まとめ
今回は「太陽のマテ茶」販売中止の理由や類似品はあるのか、世間の評判を調査しました。
太陽のマテ茶は日本ではそこまで人気が出ませんでしたが、原産国である南米や韓国では好まれているようですね。そのため、韓国では韓国語表記になっている「太陽のマテ茶」が販売されているそうなので、旅行に行った際に試してみてもいいのではないでしょうか。